スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日韓併合前の朝鮮事情9「風習・風俗」

第9回目は、朝鮮の風習・風俗についての記述を紹介します。第6~8回で紹介して来た基本的な状況を理解してないと、今回の風習・風俗や、次回以降予定している身分制度や性風俗関連の話は全く意味不明になってしまうので少しずつ進めます。

引き続き「最近朝鮮事情(荒川五郎著)清水書店/明治39年5月」より、朝鮮の家屋についての記述を書き出しました。
※旧仮名遣いは現代仮名遣いに直しており、送り仮名や熟語も現在使われている様式に直しています。誤字脱字等あると思います。不明な点は原著を当たって下さい。また、(※)表示で書かれているのは私による注釈です。

朝鮮の風俗(131~134ページ)

●朝鮮の社会は上等と下等とあるのみで中等社会は無いが、下等社会では家庭も教育も殆ど無いので児童でも大抵は裸のままで、別に衛生などの事も更に無く打ちころがしの有様であるから、自然に人間が鈍いのもやむを得ない。尤も朝鮮人の知覚の鈍いのは、ニンニクを沢山食べるからじゃと云う説もある。棒などでヒドく打たれても、さして痛そうにもしない。

●朝鮮人が衣冠を正すことは既に述べたが、冠帽の紐や扇子の紐でも長い太いのをつけ、これに琥珀や玉などの飾り物を為し、又労働者の如きでも腰の巾着に鏡や櫛などの化粧道具を入れて、時々面貌を繕うようにする。

●この様にまでして衣冠外貌を飾り、そうして人に敬せられようとするのは、感心のようじゃが、しかし彼らは怠けて仕事しないで、バチバチ人中でぶち殴られるようなことがあっても、別に残念がりもしないで、案外平気な様子である。痛がりもせず、残念がりもしないと来ては、実に懲らしめようは無いのである。

●斯様に朝鮮人は棒で殴られても平気な程怠けがちであるが、一体に朝鮮人は真面目に働くのを卑しむ風である。徒食の輩を尊び、働くものは下等のものの様に思う。故に商売など実業を卑しむのは勿論である。是は日本も同じ嫌いがあるけれども、一般に仕事を厭う有様は決して日本などの比ではない。

●又市街地などでは家々の柱という柱に皆文字を書いて紙を張っておる。色々の連句などを如何にも壮大そうに見せかけて居るのがある。これも外貌を繕う為であろうが、しかし家の中に入って見れば、実に簡単で台所道具や煙草道具の外、他に道具らしい道具はない。土間に靴やをかしげな下駄がある位のことである。

朝鮮人は何でも平気で食うたり飲んだりする風がある。春はふき出す木や草の芽を何でもとって煮て食べる。食われないものは無いかのように見える。又牛を殺してその血でも喜んで飲む。又大抵のものは生で食う。

●又朝鮮人は夜と昼を間違えて居るのでは無いかと思われることがある。京城など夜12時を過ぎても人を訪問することは珍しくない。宮中でも多くは夜政務を観られるという。先頃各大臣が参内して政務を3時から6時までの間とすることを奏上して勅裁があったと云うのもこれからである。

●朝鮮風俗に三長があるという人があるから、どんな長所か聞いて見ると、第一鼻の下の長い事、第二気の長い事、第三キセルの長い事、何と世界無比の長所では無いか。又朝鮮人は五大を恐れると云う人があるので、是もまた不思議と思うて聞けば、第一太閤秀吉、第二大院君、第三大鳥圭介、第四大島義昌、第五大石正巳じゃそうじゃ。成る程皆朝鮮人には一時都合の悪かった人かも知れない。

(※大鳥圭介(1833-1911)軍学者、外交官、朝鮮公使、朝鮮赴任
  大島義昌(1850-1926)陸軍大将、東学党の乱が発端となる朝鮮出兵に派遣
  大石正巳(1855-1935)政治家、朝鮮駐在弁理公使)

●まぁこんなこと迄書き立てると果ての無いことであるが、さて朝鮮の風俗社会を改良しようとするにはどうしたらよいか。第一女子の内房制を打ち破って、男女の交際法を改める事、第二早婚の弊を改め無婚者とてこれを軽蔑しないようにする事。

第三一般の長者を尊ぶのは善いことで、これは人間の一の美徳であるが、朝鮮のは極端に阿り、為に大いに幼者の発達を害する風がある。これは大いに秩序的に調節して改良する事。第四墳墓の地を占い者の占いによりて、田野の何れの所にでもこれを定るる風があるのは悪戯に耕地をつぶし、又ムヤミに遠方にゆかなくてはならず、手間暇を費やすことが多く、大いに生産力を害す。これを改める必要がある。

第五喪期を3年とするもまた悪戯に生産力を害す。第六オンドルを廃すること。第七服制を改め白衣を廃する事、第八断髪を断行して網巾(マンゴン)等を廃する事。第九煙草を常時にのむ習慣を改むる事。第十朝夕二食の制度を改めて世界一般の三食にする事などであろう。


「朝鮮の風俗」から分かること、思うこと

.身分制度が大変厳しく、下等社会においては(言葉は悪いけども)鈍い人間が育ってしまうのもやむなしだった。知覚や痛覚に難がある様に感じられた。衣装や家などは、とにかく外面のみを繕う傾向がある。

.日本でも働くのを好まないものも居るが、その比ではないくらいに真面目に働くことを卑しみ、遊興にふけっている。何でも食べたり飲んだりする。食べられない物は存在しないかのように何でも飲食する。牛を殺した時の血なども喜んで飲む。また、殆どを生で食す。昼夜が逆転しているきらいがある。

.これらの朝鮮人の風習や風俗において、改善しなければならないことが幾つかある。それをどうしたら良いか相当悩んだようだ。

1.女性が家庭に入ったら内房に囲われる女性差別の撤廃。男女の交際を改める。
2.異常な早婚を改め、無婚者差別の撤廃。
3.年長者を尊ぶのは人として美徳だけど度が過ぎる。その弊害で幼者の発達を害するので改良する必要がある。
4.お墓の場所を占いで決めて、田野・耕地だろうと遠方だろうと何処にでも定めるので改める必要がある。
5.喪に服す期間が3年なので生産力を害する。
6.オンドルを廃止する。
7.衣装に纏わる制度を改めて白衣を廃止する。
8.断髪を行い、網巾などを廃止する。
9.仕事中でも構わず何処でも吸う喫煙の習慣を改める。
10.朝夕の2食制を世界的な3食制にする。

以前読んだ本では(題名を失念しました。思い出したら追記します)、8の断髪をされたことや、9の喫煙の習慣を変えられたことに対して多くの朝鮮人が怒った様です。9の喫煙はまだしも、8の髪型についてはもう少し上手いこと出来なかったのかなと思います。

今回は出てきませんが、身分についても日本は改めた(奴隷制度の撤廃など)ので、それまで支配階級にいた両班などからも反発はあった様です。仕事もせずに楽に遊んで暮らせたのにいきなり一般市民にされたら、「奪われた」「苦痛」という見解にもなるんでしょうか。20世紀にもなって、とても残酷な奴隷制度が横行してたのでこれはどれだけ批判されても撤廃して正解だったと思います。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。